2024年06月14日

健康法|備えて疲れ知らず 梅雨・夏の食養生まとめ

梅雨から初夏にかけては、季節の変化が大きく体に負担がかかりやすいもの。疲れやだるさ、冷えなどを感じる前に、食の健康パワーを味方につけて備えましょう。気になる食事が見つかったらぜひ試してみてください。


梅雨から初夏にかけては、季節の変化が大きく体に負担がかかりやすいもの。疲れやだるさ、冷えなどを感じる前に、食の健康パワーを味方につけて備えましょう。気になる食事が見つかったらぜひ試してみてください。

 

おさえておきたい梅雨・夏の食のポイント

 

暑くなると冷たいものや生のものを摂りたくなりますが、これらは内臓を冷やし、消化能力を弱める原因になります。胃腸で消化吸収がされにくくなると、胃もたれ、食欲減退などにつながることも。体調を健やかに保つためにも、冷たい食べ物、飲み物には注意が必要です。また、焼肉やうなぎなどの「スタミナ食」は、胃に負担がかかるので調子のよい時にし、食べすぎないようにしましょう。

一方で滋養強壮のためには、山芋がおすすめです。生でも、加熱してもおいしく胃にもやさしい山芋は、健康パワーもたっぷり。胃腸だけでなく全身の養生にもおすすめの食材です。

山芋の健康効果や栄養については、下記も参考にしてみてください。

厳しい暑さに備える! おみそ汁で夏バテ対策を

 

手軽に豊富な栄養が摂れるおみそ汁は、夏バテ予防にうれしい一杯。胃が疲れている時は、野菜を柔らかく煮て消化しやすいように仕上げましょう。汗をかいて失われた塩分やミネラルなども、おみそ汁を飲むことで補えます。発酵食品である味噌の栄養もしっかり摂れるので、腸内環境も整います。

夏バテ予防におすすめのおみそ汁の具材については、下記も参照してください。

酸っぱいもので食養生「梅干し」「お酢」の活用法

 

疲労回復、食欲増進、食中毒の予防と、梅やお酢などの酸っぱいものは梅雨や夏におすすめの優秀な食材です。梅には江戸時代より、水毒、食毒、血毒といった毒消しの力があるといわれています。こだわりの梅干しやお酢を常備しておけば、いつもの食材にちょい足ししたり、お弁当に入れたりと、初夏に向けた体づくりに役立ちます。

梅干しやお酢の健康的な食べ方については、下記も参考にしてみてください。

夏風邪・冷えを薬味で撃退

 

生姜やミョウガなどの爽やかな香りの野菜は、栄養だけでなくその香りにも効能があるといわれています。夏に陥りがちな食欲不振や疲労など、不調に合わせていつものメニューにプラスしてみませんか。
薬味は少量でも健康的なパワーを秘めています。ただし胃腸の弱い方は、薬味の刺激が負担にならないよう量や頻度を調整してください。薬味に使用する野菜は、プランターや庭先で栽培できるのも魅力です。

薬味野菜やその効能については、下記でもご紹介していますのでぜひご覧ください。

健康習慣! 夏の食中毒を予防しよう

 

暑さや湿気で食べ物が傷みやすい夏は、食中毒にも注意しましょう。暑い時期は食中毒になりやすい食材を避け、食中毒の三原則「付けない、増やさない、やっつける」を意識して、しっかりと加熱調理して食べることをおすすめします。

食中毒予防については下記の記事も参考にしてみてください。

梅雨から初夏にかけての気候変化に負けず元気に乗りきれるよう、食養生を始めてみませんか。気になる食材や食べ方から始めてみれば、きっと体にうれしい変化が訪れるはず。食を見直し、体を内側から整えましょう。