2024年06月28日

健康メニュー|忙しい世代に人気の「つくりおき」って?

毎日の食事は生きるために必要不可欠なものですが、多忙な方にとってはその都度準備や調理に手間がかかり、面倒と感じてしまうものです。そんな時に便利な方法が、「つくりおき」を用意することです。今回は、つくりおきの基本と注意するべきポイントなどをご紹介します。


毎日の食事は生きるために必要不可欠なものですが、多忙な方にとってはその都度準備や調理に手間がかかり、面倒と感じてしまうものです。そんな時に便利な方法が、「つくりおき」を用意することです。今回は、つくりおきの基本と注意するべきポイントなどをご紹介します。

「つくりおき」って常備菜とは違うの?

 

「つくりおき」そのものは、従来の作り置き料理と同じで、常備菜と大きな違いはありません。かつての常備菜が、「つくりおき」という名前でブームになったことで広まりました。

つくりおきブームは過去に二度あり、最初のブームは働く主婦が増え始めた1980年代、二度目は2010年代に起こっています。最初のつくりおきブームでは、下ごしらえをした食材や作っておいたおかずを冷凍することで、料理にかかる手間や時間を省いて負担を減らしていました。

2010年代、二度目のつくりおきブームは料理ブログやレシピ本がきっかけとなり、常備菜を冷蔵保存でストックするようになったのが、最初のブームとの大きな違いです。保存容器の多様化や冷蔵庫の高性能化がブームを後押しし、現在つくりおきは定番化しています。

休日や時間のある時に準備しておくことで、平日多忙な人でも時短で料理を用意でき、日々の家事負担を減らせるのが、つくりおきの魅力。作ってからおいておくことで味がなじむので、料理をよりおいしく食べられるメリットもあります。

つくりおき生活、注意するべきポイントは?

 

つくりおきを普段の食事に活用するには、作りたての料理とは異なるポイントが多くあります。

日持ちのよい食材を選ぶ

まずは、日持ちを念頭におくこと。揚げ物や水分の多い食材、酸化して変色しやすい野菜やフルーツは劣化しやすいので、つくりおきには適しません。
日持ちしやすいのは、水分が少ない料理や酢・塩で漬けた料理、煮詰めた料理です。冷蔵保存での日持ちは一般的に2~3日程度ですが、煮物や酢漬け、塩漬けなら4~5日ほど持ちます。もっと長く持たせたい場合は、冷凍保存しましょう。

保存容器や調理器具は清潔に

つくりおきを作る際のポイントは、調理器具や料理を入れる保存容器をしっかりと消毒しておくことです。雑菌の繁殖を防ぐため、調理器具と保存容器はどちらも洗剤で洗って煮沸消毒、またはアルコール消毒をしてから使用しましょう。

料理はしっかり冷ましてから保存

調理した料理は、粗熱が取れてから冷蔵庫に入れるのもポイント。料理が熱いままで冷蔵庫へ入れてしまうと庫内の温度が下がり、周囲の食材や料理を傷めてしまうからです。また、熱い料理を保存容器に入れて冷ましていると蓋に水滴が付きますが、この水滴を放置すると雑菌が繁殖しやすくなり傷む原因となるため、しっかりと冷ましてから保存容器を冷蔵庫に入れましょう。

あたためる時は1回で食べ切れる量を取り分けて

つくりおきは、食べ方にも注意するべきポイントがあります。保存した容器のまま食卓に出して直箸で食べると雑菌が繁殖しやすくなること、冷凍保存したつくりおきを再冷凍すると味が落ちてしまうことから、必ず1回で食べる分だけを取り分けてあたためましょう。つくりおきの常温保存は傷みやすいので避けるのが無難です。

冷凍食品なら「つくらないおき」でラクラク安心

 

つくりおきは冷蔵・冷凍保存をすることで保存を可能としていますが、それでも持つのは数日程度。作る手間もかかる上、つくりおきにできる食材やメニューは限られています。もっと長く保存でき、バラエティ豊かなメニューを楽しむには、冷凍食品を活用するのもおすすめです。

最近では、冷凍技術の進化によって常備菜並み、またはそれ以上の多彩でおいしいメニューが楽しめる冷凍食品が多く登場しています。冷凍食品のバリエーション増加とともに、ストックするための「セカンド冷凍庫」も注目を浴びています。
いわば「つくらないおき」の常備菜といえる冷凍食品は、正しい保存方法と解凍方法を守れば、常備菜にも劣らないクオリティの高いメニューが味わえるでしょう。冷凍食品の活用法については、以下の記事でも紹介しています。

世田谷自然食品でも、レンジ加熱だけで、ホテルレストラン出身の熟練のシェフが監修した本格的で満足感のあるお惣菜が楽しめる「温彩特選便 味わい惣菜」を販売しています。このような冷凍食品を、多忙な時に食事に取り入れてみるのがおすすめです。

つくりおきがあると、食事の用意を手軽に済ませられます。冷凍食品のような「つくらないおき」も上手に活かした時短調理で、毎日の食卓を豊かにしてみましょう。