2023年02月28日

健康法|色の力はあなどれない!カラーセラピーのはじめ方

色が持つ力を利用したカラーセラピーの歴史は古く、古代エジプトにルーツがあるといわれるほどです。現代では医療機関や飲食店、ポスターやチラシなど、さまざまなシーンで色の力が利用されています。色の力はビジネスシーンだけでなく、日々の暮らしにも利用できます。色の持つ効果や、日常生活での活かし方をご紹介します。


 

色が持つ力を利用したカラーセラピーの歴史は古く、古代エジプトにルーツがあるといわれるほどです。現代では医療機関や飲食店、ポスターやチラシなど、さまざまなシーンで色の力が利用されています。色の力はビジネスシーンだけでなく、日々の暮らしにも利用できます。色の持つ効果や、日常生活での活かし方をご紹介します。

カラーセラピーでできること

私たちの身の回りは、たくさんの色であふれています。普段あまり意識することはありませんが、特定の色に囲まれると気分が変化したり、好きな色には性格や今の心の状態が現れていたりと、色には心理的な効果があることが分かっています。

カラーセラピーとは、そんな色の力を利用して心身を癒やすセラピーのこと。住まいやファッションにカラーセラピーを利用すれば、気持ちを元気にしたり、落ち着けたり、生活をより快適にすることができるでしょう。

色は視野に入るように配置しよう

 

色の心理的効果を発揮させるコツは、選んだ色が見えるように配置することです。例えば、自分に向けてであれば自宅のシーツやカーテン、デスクの雑貨などのアイテムに、対面する相手に向けて効果をもたらしたいのであれば、ご自身のファッションやアクセサリーといった具合に、目線が行くところに色を活用してみてください。

シーン別、カラーセラピーはこう使おう

 

カラーセラピーを日常に取り入れる例を見ていきましょう。活用例を見ていくと、なんとなくカラーセラピーの取り入れ方イメージがつかめるはずです。お好きな色で応用して、生活に役立ててみてくださいね。

朝に弱いなら「赤」でスタートダッシュを

赤は興奮させて注意を促す色です。また、体温・血圧・脈拍数を上げる効果があるといわれています。起床してしばらくはぼんやりして頭が働かないという方は、朝用のマグカップや、朝食用のお皿に赤を使ってみてください。ただし、とても強い色なので、うっかり就寝前に使わないようにしましょう。

イライラや不安には「青」「紫」「緑」

エネルギーを発散させる赤とは反対に、青や紫、そして緑には、気持ちを落ち着かせる効果があります。朝は機嫌が悪くイライラしてしまう人は、朝用のアイテムにこれらの色を活用しましょう。

不安や焦りがある方や疲れやすい方は、1日のうち、多くの時間滞在する場所に、これらの色を取り入れると、静かな気持ちで過ごせるでしょう。また、怒りっぽい方に会う時、良くない雰囲気になりそうな集まりに参加する時には、こうした鎮静効果のある色をファッションに取り入れるのもよいアイデアです。

苦手な相手や苦手な場面は「黒」「グレー」を活用して隠れる

黒やグレーは防衛的な性質があり、本音や感情を隠すのに有効です。黒は見る相手に落ち着いた印象を持たせ、ファッションに用いるとプロフェッショナルな雰囲気になります。ただし、黒は同時に威圧感を与えてしまうので、他の色とのバランスを見つつ取り入れましょう。

グレーは存在感を薄くして、目立ちにくくする色です。大勢のなかから選ばれたくない時や、謝罪する時には、相手の視線に入りやすい上半身のファッションにグレーを使ってみてください。また、グレーには他の色を引き立たせる効果もあるので、主役にしたい他の色と組み合わせることで、よいサポート役になってくれます。

元気が欲しい、仲良くしたい時は「オレンジ」

社交的、ユニーク、陽気といった前向きなイメージを抱かせるオレンジは、赤よりも穏やかに活気をもたらします。気分がふさいで落ち込んでいる時や、打ち解けたい人と会う時に活用するとよいでしょう。また、食欲増進の効果があることから、ダイニングの家具や食器にもおすすめの色です。

ここで紹介した色以外にも、特色のある色はたくさんありますが、基本的には、ご自身が持つ色のイメージをそのまま生活に反映させることで、カラーセラピーの効果が得られます。身近なところからはじめられますから、身に着けるものや雑貨などを選ぶ際には、色も意識してみてくださいね。