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野菜の豆知識|クラウンメロン 最高峰のマスクメロン

野菜の豆知識|クラウンメロン 最高峰のマスクメロン

芳醇な甘みとジューシーな食感が魅力の「メロン」。高級フルーツの代名詞であり、贈り物としても人気の果物です。メロンは世界中で栽培され、果肉の色や網目によって品種が分類されています。今回は、メロンの概要や栄養、高級メロンブランドのひとつ「クラウンメロン」などについてご紹介します。


芳醇な甘みとジューシーな食感が魅力の「メロン」。高級フルーツの代名詞であり、贈り物としても人気の果物です。メロンは世界中で栽培され、果肉の色や網目によって品種が分類されています。今回は、メロンの概要や栄養、高級メロンブランドのひとつ「クラウンメロン」などについてご紹介します。

あらためて「メロン」とは

世界中で生産され、親しまれているメロンは、ウリ科キュウリ属一年生草木の野菜。原産地は東アフリカや中近東、インドともいわれていますが、正確には分かっていないようです。古代エジプトや古代ギリシャでメロンの仲間が栽培され、東西に広まったといわれています。

日本でのはじまりは弥生時代。遺跡からメロンの仲間「マクワウリ」の種が発掘され、栽培されていたことが判明しています。現在のようなメロンが生産されるようになったのは、大正時代からです。

メロンの品種は多岐にわたり、果肉の色によって「青肉系」「白肉系」「赤肉系」に分けられます。さらに、果皮の網目の有無によって「ネット系」と「ノーネット系」に分類。ネット系のメロンは、生育過程で大きくなろうとし、先に成長が止まった果皮の表面がひび割れてしまい、この割れ目をふさごうとしてできたコルク層がメロンの網目となります。栽培方法は主に3つで、温室栽培、ハウス栽培、露路栽培があります。

最高峰のマスクメロン「クラウンメロン」

ネット系メロンのひとつで、果皮の表面に這う美しい網目模様が特徴のマスクメロン。マスク(Musk)の語源は、ギリシャ語のMoskhos(ムスク、じゃこう)に由来します。マスクメロンは、食べ頃になると高級な香料であるじゃこうを思わせる魅惑的な香りがします。マスクメロンとして生産されているのが、「アールス・フェボリット種」という大正時代にイギリスから輸入された系統。温室で栽培され、果肉は青肉系で甘みに富んでいます。

そして、マスクメロンブランドの最高峰といわれているのが「クラウンメロン」。静岡県袋井市周辺で生産され、糖度や肉質、風味、熟度など厳しい検査基準に合格したものだけがクラウンメロンとして出荷されています。

クラウンメロンは、太陽光の透過率が高いガラス温室で栽培されます。温度・湿度は厳密に管理され、限られた土量の有機肥料の隔離ベッドで大切に育てられます。通常、メロンは1本の木から複数個を収穫しますが、クラウンメロンは1本の木から1個のメロンのみを収穫。T字に付いたツルは、1個のメロンに1本の木全ての養分を集中させた高級品の印なのです。

メロンの栄養は?

メロンの栄養素で注目したいのが、カリウム。カリウムが豊富なフルーツにバナナがありますが、メロンはバナナ以上にカリウムを多く含んでいます。カリウムは塩分の排出を促す役割があり、高血圧予防に効果的。カリウムは水溶性ですが、生食できるメロンは栄養を逃さず摂ることができます。

赤肉系メロンには、β-カロテンも豊富。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、粘膜や皮膚の健康維持、視力の維持などの役割があります。また、抗酸化作用によるがん予防や老化抑制などにも期待されています。

ほかにもメロンには、体内のさまざまな生理作用に関わるビタミンC、ワタの部分には血液をサラサラにするアデノシンなど、さまざまな栄養素が含まれています。

メロンのおいしい食べ方

熟れ具合はお尻の部分でチェック

メロンをおいしく食べるには、食べ頃を見極めることが大切。果皮が黄緑色から少し黄味になってきたら、お尻の部分を軽く指で押してみましょう。ほんの少し柔らかくなっていれば食べ頃です。

保存は常温、食べる数時間前に冷やしましょう

メロンは収穫後に熟れはじめるので、常温で保存しましょう。すぐ冷蔵庫に入れたり涼しいところに置いたりすると、追熟の妨げになります。食べ頃になったことを確認してから、冷蔵庫で2~5時間冷やして食べましょう。みずみずしさを損なわないように、ラップで包んでから冷やすのもおすすめです。

みずみずしく甘い果汁のメロンは、おいしいだけでなく栄養も豊富で、さまざまな健康効果が期待できる果物。食べ頃を見極めて味わいましょう。

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