2023年11月28日

健康メニュー|実は万能だった!塩昆布の栄養と正しい保存法について

食卓に準備しておくと便利なのが塩昆布。おかずがやや物足りない時のご飯のおともにする他、おにぎりやお漬物にと、あれこれ重宝します。原料は昆布なのでうま味もあり、健康にうれしい栄養素も多く含まれています。何より昆布そのままよりも、手軽に食することができるのが魅力です。今回は、塩昆布の豊富な栄養と保存法などについてご紹介します。


食卓に準備しておくと便利なのが塩昆布。おかずがやや物足りない時のご飯のおともにする他、おにぎりやお漬物にと、あれこれ重宝します。原料は昆布なのでうま味もあり、健康にうれしい栄養素も多く含まれています。何より昆布そのままよりも、手軽に食することができるのが魅力です。今回は、塩昆布の豊富な栄養と保存法などについてご紹介します。

 

塩昆布とは、乾物ではなく「佃煮」のこと

塩昆布というと、塩をまぶした乾燥昆布を想像するかもしれませんが、厳密には角切りにした昆布を濃口醤油やみりんなどで煮詰めた佃煮のことを指します。平安時代には、すでに似た一品があったといわれています。
塩昆布を乾燥させて、うま味成分や塩が白く粉をふいたようになったものを塩吹昆布といいます。
塩昆布は、だし用の昆布と違い水で戻す必要がないため、時間がない時こそ手軽に使える万能食材です。他の具材と合わせて炊き込みご飯にしたり、和え物や炒め物、サラダなどにしたり、幅広く活用できます。

 

昆布に含まれた栄養を余すところなく摂れる!

 

塩昆布の原料となる昆布には、さまざまな栄養素が豊富に含まれています。
骨の健康に欠かせない「カルシウム」、疲れ解消につながる「ビタミンB1・B2」、免疫力アップにうれしい「ヨウ素(ヨード)」、消化力を高めたい時に頼れる「食物繊維」、血管の健やかさと関係が深い「アルギン酸」、快腸な毎日のための「食物繊維」、貧血が気になる方に摂取したい「鉄分」と、優れた栄養素がぎっしり。
昆布の種類にもよりますが、多いもので100グラム当たり9.6ミリグラムも鉄分を含み、プルーンの約10倍もの量になります。塩昆布は、これらの栄養素を余すところなく凝縮し、おいしくいただけます。

気になる塩昆布の食塩相当量は、実は少なめ

 

おいしく便利な塩昆布ですが、気になるのがその塩分です。塩昆布の食塩相当量は、ご飯一杯にのせるのにちょうどよい量(1食分6グラムほど)として、約1グラムとなります。これは、梅干し一つ、みそ汁一杯よりも、塩分量が少なめとなります。
塩昆布の場合は、うま味成分であるアミノ酸「グルタミン酸」を含んでいるため、塩分量が少なくてもおいしさを感じられます。さまざまな料理に使うことで、ゆるやかに減塩することもできます。

健康のために塩分が気になる方、減塩制限をしている方は、こちらの記事をご参考ください。うま味たっぷりの減塩生活を続けられるはずです。

塩昆布は冷蔵NG!常温保存でおいしさを保つのが正解

 

塩昆布は、開封前でも開封後でも冷蔵保存には向きません。冷蔵庫に入れると、内部に結露や湿気が発生して味が変化してしまいます。おいしさを保つには、開封前から常温保存するのがよいでしょう。開封後は、密閉袋に入れてなるべく空気に触れないように保存しましょう。賞味期限は、メーカー表示によりますが半年から1年ほど、開封後は1ヵ月以内を目安に食べ切るようにしてください。

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一見、地味な存在にも思える塩昆布ですが、あると調理の幅も広がり、さまざまな栄養も摂れる伝統的な食品です。多くの食材との相性もよいので、アイデア次第で新しいメニューに挑戦できます。