健康食品、自然派化粧品、美味しい食品なら世田谷自然食品

世田谷自然食品公式SNS

LINE連携でもっと便利に!

マイページへのログインがかんたんに!
おトクな情報、お知らせも定期的にお届け!

閉じる
世田谷自然食品がお届けする「せたがや日和」
健康メニュー|江戸っ子気分で「初物」を楽しもう!

健康メニュー|江戸っ子気分で「初物」を楽しもう!

季節ごとに初めて取れる「初物」には、農作物や魚類までさまざまな食材が含まれます。初物の代表ともいえる「初鰹」は5月に旬を迎え、これから食べる機会が増えるでしょう。鰹以外にも、日本人が初物の食材を好んで食べるのには、江戸時代の文化にルーツがあります。今回は、そんな初物の由来についてご紹介します。


季節ごとに初めて取れる「初物」には、農作物や魚類までさまざまな食材が含まれます。初物の代表ともいえる「初鰹」は5月に旬を迎え、これから食べる機会が増えるでしょう。鰹以外にも、日本人が初物の食材を好んで食べるのには、江戸時代の文化にルーツがあります。今回は、そんな初物の由来についてご紹介します。

そもそも「初物」とは

「初物」とは、季節ごとに初めてできた穀物や野菜、果物のほか、初めて取れた魚のことを指します。

日本の食材には、「走り」「盛り」「名残」の3種類の「旬」があるといわれます。「走り」はその季節に初めて収穫された農作物や漁獲物のこと。「盛り」は流通量が増えて食材を最もおいしく食べられる、いわゆる「出盛り期」のことで、「名残」は「また来年食べられるように」と季節の終わりに名残惜しんで食べるものという意味があります。つまり、初物とは日本の食材の旬でいう「走り」にあたります。

初物はただ単純にその季節に最初に取れたものというだけではなく、1年で初めてのものを食べることで寿命や運気を上げられる縁起がよい食べ物としても重宝されました。「初物七十五日」という言葉があるように、初物は食べると寿命が75日延びるといわれたほどなのです。

江戸っ子の「初物食い」が初物のステータスを上げた

「初物食い」という言葉を聞いたことはありませんか。これは文字通り、初物を好んで食べる人のことを指す言葉で、日本人は初物好きともいわれます。しかし、初物はまだ価格が高く、食材が最もおいしくなる前の段階の食材。それにもかかわらず、なぜ日本人は初物を好むのでしょうか。

初物食いの歴史をさかのぼると、江戸時代の文化にたどり着きます。庶民の間で「初物を食べると寿命が75日延びる」という風習が流行し、たとえ高価であっても競うように初物を食べるようになりました。その影響で農作物や魚類の出荷が早まり、価格が高騰。幕府が出荷規制をかけたほどでしたが、初物の流行は続いたのです。
このような江戸っ子の初物食いが、初物のステータスを上げたといえます。

初物の中でも「四天王」に数えられる「初鰹、初鮭、初茄子、初茸」

人々が初物食いにこだわるようになった江戸時代から、さまざまな食材が初物として食べられてきましたが、特に人気が高かったのが「初物四天王」と呼ばれた初鰹、初鮭、初茄子、初茸(松茸)です。その中でも、夏の初鰹はとびきり「粋」とされた、人気ナンバーワンの食材。非常に高価にもかかわらず、人々は春に取れる鰹をわれ先にと買い求めるほどだったそうです。

他にも、江戸時代の初物ランキングが記された江戸時代の書物「初物評判福寿草」を見ると「春の若菜」「早蕨(さわらび)」「新酒」「初蕎麦」など、現代の日本でも初物としてもてはやされるものが並んでいます。

江戸っ子気分で「初物」を

初物といえば、鰹をはじめとした魚類ははずせません。世田谷自然食品の厳選グルメ特選便では、面倒な調理不要で手軽においしい魚を食べられる「厳選さかな定期便」をお届けしています。いろいろな魚を食べたい、気軽に魚料理を楽しみたい方におすすめです。

旬のものは旬の時期にしか食べられなかった江戸時代とは異なり、現在は農業の発達によって1年を通して食べられる食材が増えました。とはいえ、全ての食材が季節を問わず入手できるわけではなく、今も特定の季節だけしか食べられない食材はまだまだあります。季節を感じながら味わえる初物をあえて選んで、江戸っ子のような気分で味わってみてはいかがでしょうか。

関連する投稿


健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。


健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

健康メニュー|春の郷土寿司、全国津々浦々の美味しさを訪ねて

春の旬の食材が味わえる「郷土寿司」。古くから保存食としてや、お祭りやお祝いの席で食べられてきた趣のある料理で、地域ごとにさまざまな個性を持っています。今回は、長く愛され続けてきたその歴史や味わいについて詳しくご紹介します。


健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

健康習慣|毎月違う品種が開花する、花の女王「バラ」を愛でる

華やかで愛情を表現する花の代表格といえる「バラ」。バラは5~6月に咲くのが一般的ですが、品種によっては1年を通して楽しめるのも特徴です。今回は、バラが咲く時期やバラの花言葉、さまざまな健康効果も期待できるバラ茶やバラの香りについてご紹介します。


健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

健康メニュー|旬の食材をあしらい、四季を感じる「お吸い物」

日々の食卓を彩る、上品な味わいの「お吸い物」。起源は奈良時代まで遡り、当時の文献にはお吸い物の元となった「羹(あつもの)」の記載が残っています。室町時代には「吸い物」と呼ばれるようになり、江戸時代には具材の数が増え、季節ごとに趣向を凝らしたお吸い物が登場したといわれています。今回はお吸い物の基本から主役となる具材、お吸い物をいただくマナーをご紹介します。


健康メニュー|頭に体にだんぜんヘルシー! 手軽に魚料理を取り入れるコツ

健康メニュー|頭に体にだんぜんヘルシー! 手軽に魚料理を取り入れるコツ

魚を食べることは体にいいと分かっているのに、調理の手間や骨が苦手といった理由で敬遠する方も多いよう。実際、どの世代でも性別に関わらず魚の摂取量は減少しています。そんな今だからこそ知ってほしい、魚を食べることのメリットや、手軽に食事に魚を取り入れるコツをご紹介。今より少しだけ魚を食べることからはじめましょう!


最新の投稿


健康法|梅仕事とは? 夏の疲労回復準備

健康法|梅仕事とは? 夏の疲労回復準備

旬の梅が出回る5月から6月にかけての間は、梅の実やガラス瓶をスーパーなどで見かける機会が多いものです。この時期は、「梅仕事」を行うことが一種の季節行事とされてきました。夏の疲労回復対策も兼ねて、いちばんおいしい時期の梅を使った自家製の保存食作りにチャレンジしてみましょう。


健康メニュー|江戸っ子気分で「初物」を楽しもう!

健康メニュー|江戸っ子気分で「初物」を楽しもう!

季節ごとに初めて取れる「初物」には、農作物や魚類までさまざまな食材が含まれます。初物の代表ともいえる「初鰹」は5月に旬を迎え、これから食べる機会が増えるでしょう。鰹以外にも、日本人が初物の食材を好んで食べるのには、江戸時代の文化にルーツがあります。今回は、そんな初物の由来についてご紹介します。


健康法|自転車で「一石二鳥の運動」を!

健康法|自転車で「一石二鳥の運動」を!

5月は「自転車月間」と国土交通省でも定められ、自転車での健康づくりにより注目が集まるはずです。過ごしやすい爽やかな時期だからこそ、ご近所の移動だけでなく、行動範囲を広げてサイクリングに散歩、ウォーキングを組み合わせる方法をご紹介。自転車によって得られるメリットについても触れています。


健康習慣|寿命を延ばすスポーツ第1位はテニス、その理由とは?

健康習慣|寿命を延ばすスポーツ第1位はテニス、その理由とは?

人生100年時代に向けて寿命の捉え方も変化し、日常を制限なく生活できる期間とされる健康寿命への関心が高まっています。健康的な人生の時間を延ばすには、どんな生活を送るといいのでしょう。近年の研究では、テニスをする人はまったくしない人に対して死亡率が47%少なく、習慣化している人は平均寿命が9.7年も長いことが分かっています。今回は、テニスの習慣化による健康効果や寿命を延ばす理由について解説します。


健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

健康メニュー|朝食をちょっとした工夫でヘルシーに

朝食は、1日のスタートを切るための大事な栄養源です。できるだけ栄養バランスのとれたヘルシーメニューを摂りたいものですが、毎朝続けるのはなかなか難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、少しの工夫で朝食をヘルシーにするコツをご紹介します。